初めて入れ歯を使用するときに気をつけるべきこと
2016.12.16
入れ歯は、大きく二つに分類できます。
まずは部分入れ歯と総入れ歯です。
はじめての入れ歯は、多くの場合、部分入れ歯になるのではないでしょうか。
入れ歯というと、高齢者が使用するものと考えがちですが、20代30代の頃に歯を抜くことになり、
若くして部分入れ歯を使用することになる方もいますので、
年齢に関係なく使われている入れ歯であるともいえます。
部分入れ歯を初めて使う時、気をつけたいのは、
昼間起きている時は、きちんと付けるということです。
一部分とはいえ、入れ歯の装着は違和感があるものです。
例えば、奥歯を部分入れ歯にした場合、口をあけても見えるわけではないし、
食事の時も反対側の残っている歯の方を使えば問題ない、と考えてしまいがちです。
ですが、歯がなくなり、そのままにしておくと、その両隣の歯は、
抜けた部分をおぎなおうとして少しずつ移動し始めます。
また、抜けた歯と噛み合っていた上や下の歯が、
相方を失ったことにより、伸びてきてしまったり、
本来あるべき歯の均衡が崩れてしまうのです。
また、右の歯が抜けたので、左の歯ばかり使っていると、
筋肉の使い方が不均衡になって、顔がゆがんでしまうこともあります。
口の周りの筋肉は、首や肩にもつながっていますので、
肩こりや頭痛を引き起こすことも。
はじめての入れ歯は慣れるまで時間がかかりますが、
自分のからだの一部だと考えて、きちんと装着することが大切です。
また、就寝中ははずすことになりますので、お手入れも怠りなく。